かわさき市民アカデミーみどり学受講生有志で、発足させたサークル「みどり会」は、今月より10年目に入りました。10年目最初の見て歩き観察会は、2月10日に行います。その下見をしてきましたので、先ずは、参加申込者の予習にもなればと考え、写真だけ掲載してみます。
ゴミを埋め立てた、あまり土壌の良くなかった夢の島には、ユーカリが沢山植えられて、大きく成長しています。ユーカリは悪い土壌でも、逞しく大きくなるようで、10年ほど前に、ベトナムに行った時にも、米軍の枯葉剤散布でハゲ山になった荒れ山に、ユーカリを植林していたことを思い出しました。
沢山植えられているユーカリ林。右端の建物は夢の島熱帯植物園ですので、かなりの大木の林になっています。
ユーカリの幹肌は、表面の樹皮が剥がれ落ちるので、いろいろな色をしています。ユーカリは油成分が多いので、独特のユーカリ臭がします。また、剥がれた樹皮は良く燃えるそうです。15年ほど前に、シドニーから100kmほどの観光地ブルーマウンテンに行ったことがありました、その際に、ブルーマウンテンの名前の由来は、ユーカリ油が蒸発するので、遠くから見て、山がブルーに見えるからだと聞いたことがありました。
ユーカリは約600種類ほどあり、そのうち、コアラが食べる葉は10種類程度のユーカリだけだと、多摩動物公園のコアラ館で聞いたことがあります。種類によって、花の色もいろいろあるそうですが、夢の島では種類は判りません。
探して、見つけた花芽、つぼみ、花を順次見てみましょう。
ユーカリの花芽だろうと思われるもの。
ユーカリのつぼみ。花弁と萼片は合着して帽子のようになっており、開花と同時に落ちるとのこと。
ユーカリの花。萼片と花弁は落ちて、オシベだけが目立つ花だそうである。
沢山咲き誇る花。
花序。
花のアップ。
本日はここまでとし、明日は、夢の島熱帯植物園内で見られた花や実などを掲載してみたいと思います。
以上