のん木草・みどり見て歩き

花びら散る散るサザンカ(散々花?)

サザンカの花びらが路上に汚く散って、散らかっている光景が住宅地の道路に見られます。
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本日は、何故、サザンカの花は、ポトンと花ごと落ちるツバキと違って、花びらがバラバラと散るのかに、不思議~興味を持ちましたので、ブログに掲載することにしました。

まず、八重咲きのサザンカの花を、「見る→視る→観る→診る」を意識して、写真を撮ってみました。

つぼみ.
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つぼみを縦にカットして、中の様子を視てみました。すでに花弁、オシベ、メシベがしっかり出来ています。
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八重咲き花の開花。半開きのツバキと違って、180度近く平らに開いている平開の花です。
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花の中央部分をアップして、覗き視ると、オシベが花弁化し始めている小さ目の花びらを発見しました。
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そのうちに、花びらがバラバラに散る筈の花びらをばらしてみました。
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小さい花びら2枚に着目して、観てみましたら、オシベが葯を残したまま、オシベの花糸の部分が横に張り出して花びらに化けようとしていることが判りました。
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花びらが散りたての時には、オシベの花糸はまだ残っています。
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でも、オシベを守ってくれる花びらがなくなって、風雨や寒さ、乾燥に耐えられないようで、すぐに萎れて、落下してメシベだけが残ります。
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さて、本日の観察では、オシベの花糸が変化していることが判りました。
また、ツバキ、ニホンスイセン、ランのオシベを診てみると、いろいろ変化していることに気が付きました。
ツバキの花糸の場合。花糸の下半身の基部部分が癒着するように合着しています。
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ニホンスイセンの花糸の場合。1月9日ブログ「ニホンスイセン副花冠」に掲載しましたとおり、花糸の部分が葯(花粉)と同じ黄色に副花弁化したうえで、その副花弁が合弁して副花冠となっているように診えました。
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ランの花糸の場合。1月4日のブログ「シンビジューム花粉」に掲載しましたとおり、花糸の部分がメシベの花柱の部分を中心に、オシベとメシベが合体して、1本の「ずい柱」となっているように診えました。
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オシベは花粉を出し終わると、お役目終了で、早く散る存在ですね。オシベが花弁化しているサザンカやツバキの花びらがあまり萎れないうちに、早めに散るのもオシベが変化したものであることにも関係しているのかと推測しています。バラ科の仲間のサクラが開花後、早めにきれいな花びらを散らすのも似かよったことなのかなとも推理しています。サクラのことはサクラの花の散る4月頃に、「見る→視る→観る→診る」を意識して、観察してみたものと思っています。

本日はここまでとし、明日は、ツバキとサザンカの違いに着目して、ブログ掲載してみたいと思っています。
以上
by midori7614 | 2012-01-21 18:39 | 身近なみどり
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