のん木草・みどり見て歩き

ニホンスイセン副花冠

年末~年始の約2週間の冬休みも、本日で終わりとなり、明日以降はいろいろと約束や予定のある日が多くなります。ロウバイ、ランを調べながら、時間をかけて、ブログ掲載いたしましたが、今後は同じ調子には行かないだろうと思います。でも、今年は、昨年のように長期中断せずに、ブログ掲載の時間を確保できれば良いなと願っています。

さて、我が家の庭の日当たりの良いところに植えてあるニホンスイセンが花を咲かせています。花が小さく、色もシンプルで派手さはありませんが、良い香りを放ち、路地に植えつければ、さほど手入れをしなくても、毎年花をつけてくれます。寒々としたこの時期、清楚な花を咲かせてくれるありがたい花ですね。

白い花弁の中央に黄色い副花冠は何だろうと思っていましたので、今回、じっくりと覗き視て、解明しましたので、ブログでご紹介します。

昨年9月下旬に、短日(=長夜)の光条件を感じて、芽が地上に出ました。
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つぼみが出来ました。
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つぼみを縦割りにカットしたら、黄色いオシベの葯と白い胚珠が確認できました。
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12月下旬に開花しました。
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房総半島の鋸南では、暖かいので、12月8日富山登山の時にかなり咲いていました。
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花を表面から観察。
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花を裏側から観察。
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花を縦割りして、メシベ、オシベ、子房、胚珠を確認。
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外側の萼片3枚取り外して観察。副花冠の中のオシベに注目。
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副花冠を観察。オシベの葯が上下に3個ずつ確認。メシベは1本に合着。オシベの出ている箇所は副花冠の内側の途中から出ている。副花冠の中に透けてオシベの花糸らしきものが見受けられる。従って、副花冠はオシベの花糸が花弁化したうえで、その花弁どおしが合弁したものと考えられる。
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更に、その確認のために、副花冠の一部を取り除き、副花冠の内側からオシベの葯が突き出ている様子を撮影。
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副花冠が花弁の突起物でなく、オシベの花糸が変化したことが判ったので、本日はここまでとします。

明日以降は、ニホンスイセンの染色体が3倍体であること、有毒であることなどについて、考察してみたいと思います。
以上
by midori7614 | 2012-01-09 11:21 | 身近なみどり
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