のん木草・みどり見て歩き

実りの秋に見られる実 その1

今年は何か早く過ぎ去る感じで、本日から11月に入ってしまいました。午前中まで、雨降りでしたが、ようやく青空となりました。明日からはお天気が良さそうですので、山行ハイキング、植物見て歩き、かわさき市民アカデミーみどり学Ⅱの講座とワークショップ、グリーンセイバーマスター研修会2日間、かわさき市民アカデミー学園祭みどり学Ⅱ野外観察会と8日まで連日外出の予定が詰まっています。超多忙な1週間になりそうです。
そのこともあって、月末~月初に片づけなければならない用件を、一生懸命に片づけるべく取り組んでいましたが、NPOかわさき市民アカデミーから予期せぬ飛び入りの用件などもあり、まだまだ片付かないで、困っています。

10月に見られました実を10月中に調べていましたので、今月11月に順次掲載してみます。なお、明日は東武小川町方面の官ノ倉山へハイキングに行きますので、ブログはまたまたお休みします。

エンジュ(槐)。マメ科クララ属。
1.果実は、長さ4~7cmの豆果で、数珠状にくびれる。(ハリエンジュはくびれないので、この点でも区別できる。)
2.果実は肉質で裂開しないが、乾果なのか液果なのかは判らなかった。
3.枝先に円錐状に多数ぶら下がると図鑑に記載されているが、今年観察した木は果実の付き方が少なく、枝の先端に僅かしかなかった。
4.果実の数は1~4個で、付き方には規則性がなかった。
5.種子を莢(さや)から出したら、表面がネバネバしていた。
6.種子の形状は大豆に良くにており、マメ科の仲間であることが一目瞭然でした。
7.果実は染物の染料に、熟した莢は水で揉みだして石鹸の代用品になる。
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トベラ(扉 / 別名トビラノキ、トビラ)。トベラ科トベラ属。
1.雌雄別株。実のあるのは雌木だが、実の付かない木は雄木または雌花が未熟な雌木。
2.若い果実は緑色の球形で、枝先に数個集まって付いている。
3.果実は大きくなると、キューピーの頭のような形で、直径1~1.5cmに膨らむ蒴果である。
4.11~12月に熟すと、果実の頭が3つに裂けて、粘った赤い種子を8~12個出す。
5.冬でも温暖な所では、赤い種子がよく見られる。
6.種子は長さ6~7mmのゆがんだ腎臓形で、赤い粘液質に包まれている。
7.赤い粘液質が鳥の嘴に種子を付けて運ぶ仕組みにより、原産地南半球のトベラが島・陸地伝いに順次空を飛んで運ばれてきて、現在、日本の海岸地帯で自生している。(トベラは、本当は外来種のトラベラーだったのだ。)
8.枝先を切ると悪臭を発するため、イワシの頭と同じように、魔(鬼)よけとして戸口に掲げられた。名前の由来は、扉の木がなまってトベラとなったと言われている。
若い果実。
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熟した果実。
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ハクモクレン(白木蓮・白木蘭、別名ハクレン)。モクレン科モクレン属。
1.果実は袋果が沢山付着した、長さ約10cmのこぶし状の長楕円形の集合果。
2.熟すと、集合果の袋が裂けて、光沢のある橙色の果実が白い糸状の先にぶら下がる。
3.果実の皮をむくと黒色で栗みたいな先が尖った扁円形の種子が出てくる。
4.集合果、袋果の様子は同じモクレンの仲間のコブシと似ている。
5.コブシの種子がハート形で先端がへこむのに対し、ハクモクレンは反対に尖っている。
熟し始めた集合果とその手前には来年の花芽が見えている。
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ハナミズキ(花水木・別名アメリカヤマボウシ)。ミズキ科ミズキ属。
1.果実は核果で、長さ1cmほどの楕円形で、暗深紅色に熟す。
2.果実の中の核は楕円形、褐色または黒褐色で、中央に溝がある。
3.核果は枝先に集まって付くが、それぞれ分離している。
(同じ仲間のヤマボウシは様相が全く異なる集合果である。)
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モミジバフウ(紅葉葉楓、別名アメリカフウ)。マンサク科フウ属。
1.果実は蒴果が多数集まった複合果で、直径2.5~3cmの球形。
2.栗のイガ、特大の金平糖のような球形の果実である。
3.トゲトゲの、痛くない角(つの)が一面にある。
4.果実はかなり頑丈で、少々押したくらいでは割れない。
5.種子がまだ飛び出していない果実を入手し、家で熟したので、それを振ると、長さ7~9mmの翼のある種子が21粒出てきました。
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以上
by midori7614 | 2010-11-01 16:47 | 身近なみどり
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