本日は、台風が接近するとのことで、見て歩きに出かけずに在宅で過ごしました。予想よりも、風雨もたいしたことなく、庭に置いたものも吹き飛ばされずに、助かりましたね。お蔭で、遅れ遅れになっていた山の会の9月定例会の議事録を作成して会員へ発送し、かわさき市民アカデミーのみどり学Ⅱワークショップの準備にも着手する事が出来ました。
今日のブログには、東高根森林公園で見ることが出来ました「ホオノキの実」を取り上げてみます。
ホオノキ(朴木)はモクレン科モクレン属の落葉高木です。北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に自生しています。
実は袋果の集まった集合果で、袋果は赤く熟す。
更に、熟してくると色がきたなくなります。
集合果は長さ10~15cmで熟すると重みで葉の下にぶら下がる。
落下している集合果の裂け目から赤い果実が見えます。
その部分をアップしてみました。
果実は赤い色をして、熟すると白い糸状の珠柄でぶら下がる。
赤い果実の皮をむいてみました。ホオノキの中身の種子は、こげ茶色でした。
ご参考
同じモクレン科モクレン属のコブシの集合果。熟すると裂けて、赤い果実がぶら下がる。
同じモクレン科モクレン属のハクモクレンの集合果。熟すると裂けて、赤い果実がぶら下がる。
ご参考
日本の樹木の中で葉と花が最も大きい。枝先に帯白色で花は直径約15cmの強い芳香のある花が上向きに咲く。咲いた日は雌性期で翌日に雄性期になる。これは上のメシベが閉じて、下のオシベが開いている雄性期の華です。
以上