のん木草・みどり見て歩き

キツネノマゴ

昨日は、グリーンセイバーのスキルアップ講習会で、朝8時半に多摩動物公園正門前に集合し、多摩動物公園内で、鳥、虫、樹木の観察を中心とした講習を受けてきました。帰宅したら、6時近くになっており、やはり疲れましたので、ブログはお休みさせていただきました。
本日は、明日以降のために、休養日にして、見て歩きに出掛けるのはやめて、過ごしています。明日以降に、庭の畑に植えるブロッコリーの苗や小松菜などの野菜の種子を購入してきました。

今日のブログには、東高根森林公園、生田緑地、他にも、どこの道端などでよく見かけるキツネノマゴを取り上げてみましょう。

キツネノマゴは、双子葉植物キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草です。

路傍や荒地に生育し、道端に生える小柄な雑草という感じで、夏から秋にかけて桃色から白色の花を咲かせています。
やや湿ったところを好むようです。本州から九州に分布し、種としては国外では朝鮮、中国からインドシナ、マレーシア、インドなどに分布しています。
茎は根元がやや横に這い、分枝してやや立ち上がります。高さは10-40cm程度、茎は下向きの短い毛が生えています。 茎には節があり、節ごとに葉を対生させます。葉は長さが2-4cm短い柄があって卵形で柔らかく、先端は少しとがり、両面に毛が生えています。
花期は8-10月ころです。茎の先端から穂状花序を出し、花序には花が密につき、それぞれの花は基部に苞があるので、外見ではその苞が並んだ棒状の姿に見えます。
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花が小さいので、外では、うまく写真が撮れないので、花序をいただいてきて、家でじっくり観察して、写真を撮影してみました。
花はいわゆる唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く赤紫なので、赤紫の花との印象が強いです。よく見れば可憐な花をつけていますが、小さくて、ありふれていることから皆さんの注目度は低いですね。でも、写真では、判りませんが、ルーペで見ると、かなり複雑な形のきれいな花ですね。是非、皆さんも、一度はルーペでご覧になられることをお勧めします。
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名前の由来はよく判っていません。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけますが、根拠に乏しいです。腰痛、風邪ひきに薬効があるとも言いますが、あまり用いられていません。

料理では、花の咲かない若い葉と茎をゆでておひたしにするそうです。腰痛などに用いるときは、8月ぐらいに植物を採り、水洗いし日干しして乾燥させ、乾燥後に布袋に入れ、鍋(なべ)で煮出し、入浴直前に袋ごと入れ、全身入浴すると効果があるとのことです。風邪などでは、乾燥したものを煎(せん)じて飲むと良いらしいとの話もあります。中国では、清の時代に乾燥後に煎じた汁で洗眼し目薬に使われていたという話もあります。でも、確証はない話ですので、実験しないほうが良いでしょう。
以上
by midori7614 | 2010-09-19 18:19 | 身近なみどり
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