のん木草・みどり見て歩き

ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)

本日は、予定の所用で、朝早くから出かけ、午後2時過ぎに帰宅しました。だいぶ涼しくなり、クーラーのお世話にならずに、過ごせるので、楽になりました。

今日のブログには、8月下旬に箱根湿性花園、9月上旬に奥多摩御岳山、東高根森林公園、秩父武川岳で見ることができました「ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)」を取り上げてみましょう。

ツリフネソウは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年生草本植物です。
東アジアに分布し、日本では各地の低山から山地にかけて分布し、水辺、谷沿いなどの半日陰の湿った場所に自生しています。草丈は 50〜80センチメートル ほどに生長し、葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、楕円形から広披針形です。
葉の形。
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花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では 9〜10月)です。
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茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で 3〜4cm ほどの横長の花が釣り下がるように多数咲きます。花弁状の萼と唇形の花びらをもち、花が長く筒状になっています。その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることが名前の由来だそうです。
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真正面から見てみましょう。花筒の入口が大きく、筒が深い花です。大きな入口にぶら下がっている白く見える塊がメシベとオシベです。
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花を裂いてみました。大きな筒の先端に付着しているのがメシベとオシベだと判りますね。
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花を一つだけいただき、花の構造を理解するために、バラバラにしてみました。
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メシベとオシベをアップしてみました。
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花の色が赤紫色で、花の後ろに伸びる距の先が渦巻き状に巻くことが特徴です。渦巻き状の距(きょ)には、甘い蜜がいっぱい入っているらしいとのことです。そこで、この部分を舐めてみましたが、残念ながら、甘味をほとんど感じませんでした。
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主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、花粉を媒介します。
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なお、花言葉は「心を休める」「安楽」「期待」「詩的な愛」「私に触らないで」などです。
以上
by midori7614 | 2010-09-15 16:46 | 身近なみどり
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