のん木草・みどり見て歩き

シュウカイドウ(秋海棠)

本日は、1日中、涼しくて過ごし易かったですね。早朝に近所を2時間ほど見て歩きし、昼からも、ご近所のスイフヨウの色が変っていく様子を、時々出かけて、観察させていただきました。明日は、私が今年度会長を引き受けている山の会の9月定例山行を実施しますので、パソコンに向き合う時間を取れそうもありません。多分、このブログはお休みするでしょう。ご了承お願いします。

今日のブログには、ご近所の庭で見られて、どこでも見慣れている花ですが、ベゴニアの仲間である「シュウカイドウ」を取り上げてみます。

シュウカイドウは、シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)に分類される多年生草本植物です。和名は中国名「秋海棠」の音読みです。
江戸時代初期に日本に持ち込まれて以降、園芸用として栽培され、既に自然界にも野生化しています。近年は、同属の多くの種が持ち込まれ園芸用として栽培されており、それらは主に「ベゴニア」と呼ばれていますが、シュウカイドウは古くから定着した帰化植物として、ベゴニアとは呼ばれないですね。

夏から初秋にかけて草丈 70センチメートル 前後に生長し、扁心形で左右非対称の葉を互生させる。この葉は長さが 20cm 程度と大きい。葉には 蓚酸を含み,咬むと酸っぱいです。でも、それほど強い毒性ではないようです。
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花期は 8〜10月。花期になると茎の頂点から花序を伸ばし、2〜3cm 程度の淡紅色の花を咲かせる。雌雄同株で、雄花と雌花が一緒に付きます。
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雄花は花弁が開き黄色く球状に集まったオシベが目立ちます。小さな花弁が 2枚と、大きな花弁のように見える萼片 2枚で構成されています。
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雌花には花弁はなく、大きな萼 2枚が少しだけ上下に開いています。メシベは2枚の萼片にはさまれていて見えにくいです。よく、注意してご覧下さい。
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花が終わると、3枚ある楕円形の実を付ける。この写真では、2つの子房が膨らんで、楕円形の実となる様子が見られますが、裏側に、もう一つの膨らんでいる子房があります。
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なお、今回は、写真がありませんが、次の事項も、ご参考に記載しておきます。
種子のほか、開花後には葉腋に珠芽を付け、それでも殖えます。実を付ける頃には地上部は枯れ、球根で越冬します。
シュウカイドウは耐寒性が高く、同属の中では唯一、日本の九州以北に定着し野生化しています。基本的に丈夫で、繁殖も容易です。球根を植えれば屋外でも定着し、種子や珠芽を播いて殖やすこともできます。直射日光が当たらない程度に明るく、湿気の多い場所を好むようです。

花言葉は、自然を愛す、恋の悩み、片思い、未熟。「片思い」はハート形の葉の片方が大きくなるところからと言われる。

以上
by midori7614 | 2010-09-09 18:19 | 身近なみどり
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