のん木草・みどり見て歩き

キツネノカミソリとナツズイセン

本日は、猛暑も一休みとなり、連日の猛暑になれてきた身体にとっては、久しぶりに、過ごし易い1日となりました。

今日のブログには、早朝散歩で見てきました東高根森林公園のキツネノカミソリとナツズイセンを取り上げてみましょう。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)はヒガンバナ科多年生の草本球根植物です。但し、クロンキスト体系ではユリ科に分類されています。科の分類似ついては、最近は、ややこしくなってきましたね。

キツネノカミソリは本州から九州に生育するヒガンバナ科の植物である。ヒガンバナと同様に、花が咲くときには葉がない。早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草が茂るころには葉が枯れる。その後に花茎を形成し、花を咲かせる。キツネノカミソリはお盆ころに、ヒガンバナはお彼岸に花を咲かせ、なにやらご先祖様と因縁のある植物である。
 ヒガンバナが人里の刈り取り草原や河原だけに生育するのに比べ、キツネノカミソリは林縁や明るい落葉広葉樹林に生育している。
 名前の由来は葉の形がカミソリに似ているとのことであるが、花の色がキツネの体色をイメージさせ、花だけが咲いているのが奇異であることも関連しているのかもしれない。
なお、ヒガンバナやスイセンと同じように、鱗茎に毒があり食べられない植物です。

木陰で咲いているキツネノカミソリ。
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花茎の頂に花を咲かす。
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花をアップ。花被片6枚、オシベ6本、メシベ1本とユリの花の構造に似ていますね。
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つぼみ。
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他の草との競合。葉っぱが残っていても、日陰となるので、この時期は葉が枯れてしまうのは、納得ですね。
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ナツズイセン。

北海道を除く全国の主に人家の近くの里山付近に生育するヒガンバナ科の植物である。8月上旬から下旬にピンク色の花を咲かせる。古くに中国からの帰化植物と考えられている。ヒガンバナ、キツネノカミソリ、スイセンと同じように、有毒植物である。
地下に鱗茎を持ち、秋から翌年の春にかけてスイセンに似た葉を出し、真夏に鱗茎ひとつに対して一本、60cmほどの花茎を伸ばす。花茎が伸びる頃には葉は残っておらず、花茎と花だけの姿となる。葉がないことから俗に「裸百合(ハダカユリ)」とも呼ばれる。クロンキスト体系ではユリ科に分類されているので、裸百合(ハダカユリ)という別名には、納得できますね。
もう一つの別名に、「リコリス」があります。 このリコリスの名は学名の「Lycoris(ヒガンバナ属)」から、彼岸花、狐の剃刀、夏水仙などのいわゆる彼岸花科の花を総称して呼びます。 また、同じ「リコリス」の名で、豆科の「Licorice」を指す場合も あるようですので、この「リコリス」という別名は、混乱を招きますので、あまり使用しないほうが無難のように思われます。
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以上
by midori7614 | 2010-08-19 18:47 | 身近なみどり
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