のん木草・みどり見て歩き

カラスウリ

本日も、暑いので、日中の外出を控えています。

今日のブログでは、早朝と夜に、近所で見られたカラスウリを取り上げてみましょう。

毎朝の早朝散歩で、前日の夜に咲いて、朝にしぼんだカラスウリの花を見ていました。
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しぼんだ花の下の方に、他の木に絡みついている「巻きひげ」が見られます。
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「巻きひげ」の巻き方に注目してみました。
この「巻きひげ」はゆっくり回転しながら、つかまるべき支柱になるものを探していき、支柱になりそうなものを感触すると、ひげを巻きつけていく役割りの器官である。支柱に巻きついた後も、回旋運動を続けて、ねじれてらせん状に丸まるようである。ねじれて丸まった巻きひげは、まさにスプリングのように伸び縮むすることにより、弾力を保ちながら、しっかりと支柱に固定させる役目をしているようです。
更に、よく観察すると、巻きひげの巻き方は、根元と先端とでは、逆にねじれていますね。このように、二方向に逆にねじれることにより、巻きひげがよじれるのを防ぐ効果もあると言われています。
この不思議な巻きひげの特徴は、キウリ、ゴーヤ、ヘチマ、ヒョウタンなどの支柱につかるウリ科の植物に、共通する特徴ですので、見る機会があったら、是非観察してみて下さい。
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夕食後、やぶ蚊対策の長袖、防虫ネットをかぶり、完全防備のうえに、ヘッドランプを付けて、早朝に下見済みのカラスウリが咲く場所に撮影に行ってきました。ヘッドランプで、浮かびあがらせないと、ほとんどカラスウリの白い花は目立ちませんね。カラスウリが来るのを待っている蛾には目立つのでしょうが・・・・・

カラスウリは、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく、雌雄別株です。 
花期は夏で、7月~9月にかけての日没後から開花する。白色で5弁のやや後部に反り返る花弁は、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7~10cm程度の網あるいはレース状に広がる。こうした目立つ花になった理由は、受粉のため夜行性のガを引き寄せるためであると考えられており、スズメガのような大型のガが飛来し、吸蜜、受粉に与る。花筒も非常に長く、スズメガ級の長い口吻を持ったガでなければ花の奥の蜜には到達することはできず、スズメガが蜜を吸うために長い口吻を花の奥に差し込むと、顔面に雄しべや雌しべが押し付けられる。花は翌朝、日の出前には萎む。雄花はそのまま落花する。

雄花。
藪の中でぶら下がっている状態。花は萼筒が長く上向きに咲いていて、甘い濃密な香りを漂わせています。
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その花のアップ。
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花を横向きにさせて、真上から撮影。
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雄花のオシベの様子をアップして見る。
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雌花。
上から見たカラスウリの雌花。
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横から見たカラスウリの雌花。花筒の下の子房部分が膨らんでいます。ここが、受粉すると、やがて大きくなって、カラスウリの果実になります。
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若い果実も見られました。
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以上
by midori7614 | 2010-08-18 16:53 | 身近なみどり
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