のん木草・みどり見て歩き

カノコユリ(鹿の子百合)

本日は、孫のリクエストで、上野の国立科学博物館へ、大哺乳類展などを見に行ってきました。お盆休みとなり、人出は予想以上でした。最近は、人の多いところは、何か疲れますが、孫が興味を示しているので、仕方ないですね。

今日のブログには、我が家の庭に咲いているカノコユリを取り上げてみます。

カノコユリは四国・九州地方の山地に自生しているユリです。花が美しいので、昔から観賞用に栽培もされています。和名は、花に鹿の子絞りのような乳頭状突起があることによるとのことです。美しい花被片が大きく反り返るのが特徴で、素晴らしい芳香もあります。
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ユリ科の花の基本構造は「3の倍数」であり、花被片は外花被(=萼片),内花被(=花弁)とも3枚ずつ、オシベ6本、メシベは3本が1本に合着し、よくよく観察すると柱頭が3つに分かれています。
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裏側から見ると、花被片のうち、外側の3枚が内側の3枚を抑えていることが判りますね。
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つぼみもよくよく観察すると、3枚の外花被(=萼片)であることが判ります。
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メシベ、オシベをアップして見ると、メシベの柱頭はよくよく観察すると三つに分かれていて、上向きになっていますね。オシベは6本で、葯はT字型になることが良く判りますね。このT字型の葯はユリ属の特徴のようです。
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葉も見ますと、葉脈が平行脈で、単子葉植物の葉脈の特徴を示していますね。
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ユリ科について、調べた知識を、ご参考に記載しておきます。
ユリ科は世界に250属3700種あると言われています。特にユリ属では、古来から類まれなその香りや花の豪華さに改良品種も多く、人々に愛されてきました。
近縁のヒガンバナ科では「子房下位」となるのに対して、ユリ科は必ず子房が花被片の中に隠れる「子房上位」となります。
ユリ科の基本構造は「3の倍数」であり、花被片は外花被,内花被とも3枚ずつ、3室に分かれた実の構造、またユリ科は単子葉植物の代表でもあり葉脈の構造など植物の勉強になる題材でもあります。
以上
by midori7614 | 2010-08-13 17:43 | 身近なみどり
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