のん木草・みどり見て歩き

ヘクソノカズラ(屁糞葛)

今朝は、ようやく夏空になりました。5歳の孫のリクエストで、小田急線の青色のロマンスカーに乗ることになりました。このロマンスカーはあまり使用されてなく、探したら臨時で、片瀬江ノ島行きがありましたので、結果的に、片瀬江ノ島へ行ってきました。新江ノ島水族館で時間を過ごし、片瀬江ノ島は人出が多いので、藤沢まで戻り、遅めの昼食を食べて、帰ってきました。

この時期は、花が少なくなりましたね。本日のブログには、ご近所で見られましたヘクソノカズラを取り上げてみます。

ヘクソノカズラはアカネ科のつる性植物で、日当たりの良い藪やフェンスなどにからまって咲いています。葉腋から短い集散花序を出し、灰白色の花をまばらにつけていますね。なんとも可哀想な名前が付けられていますが、白と淡いピンクの清楚な小さい花を咲かせます。名前のわりにはなかなか可愛い花だと思います。なお、ヘクソノカズラには、「サオトメバナ(早乙女花)、サオトメカズラ(早乙女葛)」という別名もありますので、気の毒で可哀想と思われた方は、この別名で呼んであげて下さい。
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花をアップして撮影しました。
開花した花は合弁花で、花冠の白色と花筒の喉(のど)の部分の紅紫色がきれいですね。
花冠は長さ約1cmの鐘形で、先端が5裂して、平らに開いています。オシベ、メシベがよく判らないので、ルーペでよくよく見ると、長い毛の間からひょろひょろと伸びだしているメシベ2本の柱頭らしきものだけが見えました。
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更に、オシベ、メシベを探して、花冠をカッターナイフで切り裂いて見ました。
花の中には、細かい毛を密生させていますね。その奥で、細い、ひょろひょろとしたものがメシベで、底の部分に、短くあるのが、オシベだろうと推測しました。
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ヘクソノカズラについて、調べてみた知識を、ご参考に記載しておきます。

名前の由来の臭気は花や葉、果実をそっと嗅いだだけでは匂わないが、ちぎったり、もんだり、つぶしたりして、はじめて匂います。ヘクソノカズラは、甘い蜜を受粉に関係ない虫(特にアリ)から盗まれないように、花の中に細かい毛を密生させています。そして、茎や葉を蝕む虫に対して、悪臭を放つ成分を蓄えたようです。でも、タデ食う虫も好き好きと言われるように、ヘクソカズラヒゲナガアブラムシという虫が悪臭成分を吸って、体内に溜め込み、外敵から身を守る生き方を選択してしまいました。アブラムシの天敵のテントウムシも、このアブラムシだけは食べないそうです。このアブラムシは、とても目立つピンク色で、ヘクソノカズラの悪臭を誇示しているようです。自然界には上手がいるものですね。

以上
by midori7614 | 2010-08-11 17:42 | 身近なみどり
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