のん木草・みどり見て歩き

ヤブガラシ

今朝は、小雨が早めに止んだので、涼しいうちに、庭の草取りを開始しました。14日に来客がありますので、早めに、家のまわりをこぎれいにしておこうと考えました。1ヶ月前に、草取りをしたのですが、1ヶ月でかなり伸びていました。ヤブガラシがはびこって困っています。地下茎で伸びるので、上だけ取り除いても、駄目ですね。地下茎を掘り出して、処分すれば良いのでしょうが、そこまでは、毎年やりきれません。
昼頃から、日が出て、暑くなりましたので、草取りを中断して、シャワーを浴び、昼食後にクーラー部屋で、少し昼寝をして、パソコンに取り組みました。夕方5時過ぎに、涼しくなったら、草取りの続きに挑戦しようと思っています。

今日のブログには、我が家の庭に、毎年、花を咲かせているヤブガラシを取り上げてみます。

小花が沢山の集散花序。
ヤブガラシ(藪枯らし)は、ブドウ科ヤブガラシ属のつる植物。和名は藪を覆って枯らしてしまうほどの生育旺盛さを示している。道端、林縁、荒れ地などに生え、市街地では公園のフェンスなどによく絡まっていますね。
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集散花序の一部を上からアップ。
2種類の小花が見られますね。
上の方のオレンジ色の小花には、みどり色の花弁4枚とオシベ4個も見られますし、メシベもまだ短いですね。
下の方の淡いピンク色の小花には、みどり色の花弁4枚とオシベ4個はもはや見られません。メシベも長く伸びてきていますね。
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集散花序の一部を横からアップ。オシベが見やすいでしょう。
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開花したての小花をアップしてみました。みどり色の花弁4枚とオシベ4個も見られます。朝開花した花弁とオシベは、午前中には落ちてしまいますね。オレンジ色の花盤(=花托)には、蜜が浮かんでいて、舌先で舐めると、結構甘いですね。
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花弁とオシベが散った後の淡いピンク色の小花。花盤とメシベ1本だけとなりました。そして、メシベが伸びてきています。
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葉は大小5枚の小葉からなる鳥足状複葉が互生する。それぞれの小葉は縁に鋸歯のある先のとがった卵形である。5枚の小葉の掌状複葉は良く見られるが、鳥足状複葉は滅多に見ることができない変った形の複葉で、これも珍しいですよ。
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なお、ヤブガラシについての知識を、ご参考までに、記載しておきます。


その名前が示すように繁殖力の強い草であり、地上部を抜き取っても土中に根茎(地下茎)を残すと春から夏にかけて盛んに芽を出す。根茎は横に長く伸びるため、一度はびこって根茎が広がってしまうと、その土地から完全に取り除くのは難事である。
つるの長さは2 - 3m。葉と対生する巻きひげが伸びて他のものに巻き付き、覆い被さって葉を茂らせる。つるは葉の付け根(節)から出るのだが、その出方はどうしてだかは判らないが、次の規則性がある。「出る、出る、1回休み、出る、出る、1回休み・・・・」
葉は大小5枚の小葉からなる鳥足状複葉が互生する。それぞれの小葉は縁に鋸歯のある先のとがった卵形である。
花は葉と対生する散房状の集散花序につき6-8月ごろ徐々に開花する。花は直径約5mmで薄緑色の花弁4枚とオシベが4本、メシベが1本ある。花弁と雄蕊は開花後半日ほどで散ってしまい、白色の雌蕊が中央に立った直径約3mmの橙色の花盤(盤状の花托)が残る。この花盤は蜜が豊富で、蜂や蝶などの昆虫がよく集まる。
多くは3倍体で実をつけないが、一部の2倍体株は花後に球状の液果をつけ、最初薄緑色のものが熟すとつやのある黒色になる。繁殖は、種子に依存できなくなったので、根茎(地下茎)で行う進化となったのだろうか?
利用法としては、若芽は茹でてあく抜きすると食用になる。漢名は「烏歛苺(ウレンボ)」で、利尿・解毒・鎮痛などに薬効のある生薬として利用される。
別名にビンボウカズラという名前がある。この植物がはびこるほどに庭の樹木の手入れができていない家は、貧乏に見えるという意味らしい。でも、庭の手入れも十分できないほどの庭を持っている人は、果たして貧乏なのだろうか?日本では、マンション住まいの人も多く、庭のある家に住んでいるだけで、相対的には金持ちだと言われる。それでは、実態に合わないビンボウカズラという名前は、「カネモチカズラ」と改名した方が良さそうである。とかく、植物の名前には、悪い印象を伴う名前が付けられていて、可哀想な感じがしますね。
ヤブガラシの花は、咲きはじめはメシベの花柱が短く、やがて花柱が伸びて、半日でオシベと緑色の花被片が脱落する。その後、オレンジ色の花盤がピンク色に変わり、花期を終える。花の底が平たくなっていて、花盤から滲みだした蜜が水滴のように見える。
以上
by midori7614 | 2010-08-10 16:40 | 身近なみどり
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