のん木草・みどり見て歩き

高尾山小下沢・日影沢の早春の花

本日は、週間天気予報ではくもり・雨でしたので、休養兼整理整頓の日としておりました。ところが、朝起きると雨が止み、青空となっていましたので、家にいることが出来ずに、午前中、東高根森林公園を見てきました。キクザキイチゲ、カタクリ、ミスミソウ、ニリンソウ、ジロボウエンゴサク、ムラサキケマン、コブシ、ハクモクレン、サンシュユ、トサミズキ、ヒュウガミズキ、カツラの花が見られました。春の花が次々に咲き始めているので、忙しいですね。

さて、今日のブログには、「三輪の里~寺家ふるさとの森散策」を掲載する予定でしたが、変更させていただきます。実は、明後日18日(木)に、私が所属する山の会で、日影沢から城山に登山します。その予習としてのリクエストがありましたので、昨日見てきました「高尾山小下沢・日影沢の早春の花」を、急遽優先しまして、先に、掲載させていただきます。

3月15日、かわさき市民アカデミーのサークル「葉っぱ会」の見て歩きで、会員14名参加で、高尾山の小下沢と日影沢に早春の花を探しに行ってきました。行程は次のとおりでした。
高尾駅北口9:12発⇒(京王バス)⇒大下バス停→小下沢梅林→小下沢キャンプ場跡→日影→日影沢園地→ウッデイハウス→蛇滝入口→高尾天満宮(梅林)→駒木野→15:00高尾山口駅。
ほぼ平坦の林道や山道を約9km歩きましたが、午後3時頃までは、風も吹かずに、穏やかな天気で助かりました。ハナネコノメ、アズマイチゲ、ニリンソウ、ユリワサビ、コチャルメルソウ、スミレ、フサザクラ、アブラチャンなどの早春の花を見ることが出来て、満足しました。


ハナネコノメ。ユキノシタ科 ネコノメソウ属。
母種はシロバナネコノメソウ。山地の沢沿いに生える多年草で、高さは5~10センチ。全体に白色の軟毛が多く、茎葉は対生し扇形、数個の鈍鋸歯がある。萼片は白色で、雄しべは8個、葯は暗紅色。花期は3~4月。ネコノメソウの仲間は見栄えのいい花ではないが、これは名前のようにきれいな、可愛い花でした。
大群落。
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群落のアップ。
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花のアップ。
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同じ仲間のネコノメソウ。
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同じ仲間のヨゴレネコノメ。
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ユリワサビ。アブラナ科 ワサビ属。
山地の谷沿いの湿り気の多い木陰などで地面に張り付くように生えている多年草。茎は立ち上がらずに横に這い、根生葉は長さ2~5cmの腎臓形~卵状円形で柄がある。花は直径1cm程の白い十字状花。草丈は20cm足らずで花が無いとあまり目立たない。茎の基部がユリの鱗茎に一寸似ることから和名は百合山葵となったという。茎をちょっと味見したらぴりっとしたが、ワサビの辛さとは違った辛さだった。
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アズマイチゲ。キンポウゲ科イチリンソウ属。
葉は2回3出の複葉で、小葉は3つに分裂し、青白色を帯びて柔らかい。花茎は高さ10cm程度で、3枚の葉が輪生し、毛がある。花は3月から5月にかけて茎の上に1つ咲く。早春の木々が芽吹く前に葉を展開し、花を咲かせ、初夏には夏草に覆われて夏眠する早春植物の一つです。066.110
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ニリンソウ。キンポウゲ科イチリンソウ属。
湿潤な山地の林床や周辺部に生育し、深く裂けた根生葉を持つ。3月~6月に、白い萼片を持つ花をつける。多くは一本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。根茎で増えるため、植生を作ることが多い。
つぼみ。
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花。
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スミレの仲間。スミレ科スミレ属
花は独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きいので、花の形は左右対称になる。ラッパの管に当たるのは大きい花弁の奥が隆起したもので距(きょ)という。花茎は根際から出て、やや立ち上がり、てっぺんで下を向いて花のラッパの管の中程に上側から着く。
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コチャルメルソウ。ユキノシタ科 チャルメルソウ属。
小型の常緑~半常緑の多年草。葉は心形で3~8cmくらい。両面に毛が密に生える。時に葉裏は赤くなる。ほふく茎を出し、植物は横にはうように広がる。春先に根元から5~10cm程度の花茎をのばし、花をまばらに3~7個つける。花はチャルメルソウ属の中では比較的大形で直径7~9mm程度。花弁は5- 9裂し、葯は上向きに裂開する。雄しべが花弁から完全に離生し、また柱頭の先が曲がらず点状なのが大きな特徴。
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ヤマルリソウ。ムラサキ科 ルリソウ属。
山地の木陰や湿った斜面などに生える多年草で、高さ7-20㎝になる。全体に白い開出毛がある。葉は縁が波打った倒披針形で、ロゼット状に多数根生する。根元から地をはう数本の花茎を出し、先端に直径1㎝ほどの淡青紫色の花をつける。
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ショウジョウバカマのつぼみ。ユリ科 ショウジョウバカマ属。
山地で少し多湿なところ生える。根茎は短い。
葉は地に広がってロゼット状、老葉の尖端から時に新苗をだす。
葉は長さ5~18cm、少し革質で滑らか。
花は新葉が出る前に1本10~17cmの茎を出し、淡紅から紫まで色々、長さ1cm位。
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川沿いのフサザクラ。フサザクラ科フサザクラ属。
谷の源頭部や崩壊地、河原などに群生して群落を形成する。土石流などに押し倒されると地下に埋もれた幹から多数の地上茎を出して再生する。このような性質により、急傾斜の渓谷などで群落を形成できるのであろう。葉は6~12cmと大きく、長い葉柄を持っている。3~4月、葉の展開に先だって暗紫色の花を咲かせる。花は花弁や顎がなく、多数の雄しべが垂れ下がって咲くので、フサザクラの名前が付いた。
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赤いオシベの目立つ花です。
花弁も萼もない多数のおしべが垂れ下がるという奇妙な花を咲かせる
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赤いオシベを拡げると、その元に、黄緑色の小さなメシベが見えてきます。
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アブラチャン。クスノキ科 クロモジ属。
早春、3~4月に淡黄色の花をつける。花は葉に先立って咲き、春まだ葉がほとんど芽吹いていない森の中では、ひそかにその黄色の花が目立つ木のひとつ。
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小下沢の梅林も、ここは寒いので、只今見ごろでした。
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カツラの樹林も赤く色づき始めました。
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以上
by midori7614 | 2010-03-16 16:26 | 関東のみどり
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