本日から、早いもので3月に入りました。明日以降の天気予報も悪いので、曇り空でも、見て歩きに出掛けました。と言っても、近場のウオーキングのようなもので、妙楽寺から生田緑地へ行き、登戸へ出て、再び長尾へ戻ってきました。この時期、目立つ花は少ないですね。梅、椿以外に、シデコブシ、ユキヤナギ、アセビ、ヒイラギナンテンなどの写真を撮りました。この写真は、後日掲載したいと考えています。
今日のブログには、2月21日大船植物園のオオミスミソウと2月28日東高根森林公園のミスミソウを掲載します。
最初に、ミスミソウについて、説明しておきましょう。
日本に分布する雪割草にはミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウそしてオオミスミソウがあります。すべてキンポウゲ科の植物で「属」としてはミスミソウ属です。ミスミソウというのは「三角草」ですが、一般的には葉先が尖っているのでそのように呼ぶようです。一方スハマソウは「洲浜草」です。これは葉先が丸まっていて渚のような形をしているからとのことです。ただし、葉型による厳密な区分というのは難しいかもしれません。暖か地方では尖っているミスミソウの葉も寒い地方では丸まっていたりすることもあるようです。
オオミスミソウの自生地は新潟県を中心とする日本海側にあります。このオオミスミソウは、雪割草の中でも最も変異の幅が広く、さまざまな色や形が楽しめ、しかも性質が丈夫であるため交配に熱中する愛好家も増えています。
一度、新潟県長岡市の雪国植物園などに、ミスミソウの群落を見に行きたいものだと思っています。
大船植物園のオオミスミソウ。
東高根森林公園のミスミソウ。
ミスミソウも咲いていることは確認できますが、立ち入り禁止で、遠くてうまく写真に撮れません。ここにも咲いているという証拠写真ですね。観察には、双眼鏡が必要です。
以上